解雇は当面の措置か「いったん辞めて」
以前から数回に渡ってお伝えしている、焼肉チェーン「焼肉酒家えびす」の、腸管出血性大腸菌O(オー)111による集団食中毒について、進展があったようだ。
Image: Khairil Zhafri金沢に本社を置く、焼肉チェーン「フーズ・フォーラス」の勘坂康弘社長は、自主再建をめざしてきたとのこと。しかし、営業再開が難しいことから、取締役と、すでに依願退職した30人を除く60人の全従業員を解雇したことが9日、明らかになった。
関係者によれば、同社長は8日、金沢市内で、従業員らに
「自社での営業再開は当面難しいので、いったん辞めてもらう」
と伝えたそうだ。
生肉より原因不明に不安
「フーズ・―」社では、チェーンのうち4店舗が、無期限の営業禁止処分を受けていたため、それ以外で営業自粛中の、北陸3県と神奈川県の計16店で、問題視されたユッケなど、生肉の提供をやめた上で、営業再開を計画していた。
しかし、食中毒の詳しい原因が特定されていないことなどから、提示した富山県などの自治体からは、再開に同意を得られなかった経緯があったようだ。
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