死者続出の異常事態
連日お伝えしている、焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」での、腸管出血性大腸菌O(オー)111による集団食中毒で、悲しいことに、またも死者がでた。
Image: doggybytes富山県の砺波店で5日、70歳代の女性が、入院先の病院で死亡した。この女性は、前回
3人目の死者 ユッケで重体の40代女性死亡でお伝えした、3人目の死者の母親のもようで、同店で、一緒に食事をしていたという。
すでに死亡した、40代の娘さんと同様、先月27日に入院し、30日には溶血性尿毒症症候群(HUS)で重症となっていたとのことで、ほぼ同様の経過を辿っている。また、O111が検出されたそうだ。
なお、この家族の5人が、23日に同店で食事をし、ほかに2人が入院中で、残りの1人には、食中毒の症状はでていないとのこと。
富山・福井両県警による家宅捜索開始
「フーズフォーラス」社や東京板橋区の肉の卸業者「大和屋商店」などの、衛生管理の全容解明・感染経路特定のため、両県による合同捜査本部が設置された。6日午後3時ごろ、業務上過失致死傷容疑で、金沢の「フーズフォーラス」本社や、同卸業者の家宅捜査が開始したとのことだ。
焼肉店側と国の対応
今回、4人目の死者がでた結果を受け、フォーラスの勘坂康弘社長は、報道陣の前で、涙声での土下座を繰り返した。
一方、厚生労働省は5日、食品衛生法に基づき、営業停止を含む罰則を設けるなど、食品安全委員会から専門家の意見を聞き、協議を進める方針だ。また、全国の自治体に対し、食肉関連の卸業者などが、衛生基準を守るよう、厳しく指導・指示し、報告を求めた。
同省によれば、5日午前11時半現在把握している患者数と状況は以下のよう。
合計患者数:75人(食中毒の疑い例含む)中死亡4人
・富山 66人中死亡3人・意識不明3人
・福井 2人中死亡1人
・神奈川7人
また、6日には、蓮舫消費者・食品安全担当相が記者会見を開き
「現段階の行政指導では不十分だ。指導あるいは規制を強化していくのは私の役割だ。規制がどのような形になるのかはっきりするまでは生食は控えてもらいたい」
とコメントをだしている。
-中毒原因は、前日売れ残りを提供と「トリミング」なし?
-に続く
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毎日.jpyahooニュース厚生労働省