同じものを連続して食べると体は順応する
同じ食べ物を、連続して食べることで痩せる可能性が大きいことが、アメリカの研究からわかったそうだ。
アメリカ人の’おふくろの味’ マカロニ&チーズ
Image: bossacafez実験は、コンピュータの仕事を30分間完了すると、ごほうびにマカロニチーズ(マカロニのチーズソースあえ)を食べられるという方法で、32人の女性が参加した。半数の16人は、30分の仕事を、5日連続で行い、残りの16人は、週に1度、5週間かけた。実験終了後、週に1度のグループは、1日30カロリー程度、摂取カロリーが多いことがわかったという。
この発見について、ワシントン州立大学栄養学のシェリー・マクガイアー助教授と、米国臨床栄養協会の広報担当者は、次のようにコメントしている。
「単調な食べ物を摂り続けることで、カロリー消費が減ることを示すこの実験結果は、肥満問題の解決につながりそうな、興味深いものです。」
マクガイアー助教授は、今回の結果と似た働きを示すものに、ドラッグ(麻薬)があるという。ドラッグは、常用すると、継続して効果を維持するために、使用量が増えるということは、以前の研究で知られているそう。ただし、食べ物に置き換えた場合、実際にカロリー減少につながるのか、また、どの程度の期間、同じ物を食べ続けたらよいかなどはわかっていない。
肥満の人も、食べ物の順応期間は同じ
一方、今回の実験で、もうひとつわかったことがあったそう。以前の研究から、食べ物に対して、体が順応するのに、肥満の人は、そうでない人にくらべ、より時間がかかるのではないかと考えられていたが、今回の実験では、そうでもないということもわかったそうだ。
今回の研究結果は、「米国臨床栄養学会誌」8月刊版で発表される。
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msnbc.msn.com(英文)American Journal of Clinical Nutrition(英文)