規制値超えも流通はなし
福島市のコシヒカリから、630ベクレルの放射性セシウムが検出されたそうだ。
Image: sektordua 18日の福島県の発表によると、国の規制値(1キロあたり500ベクレル)を上回る630ベクレルの放射性セシウムが、市内大波地区産のコシヒカリから検出されたとのこと。コメは、農家に保存されていたもので、市場には流通していないという。国は、同地区の154戸の稲作農家に、出荷自粛を通達した。
国の安全宣言後、除染作業進行の中での検出
福島産のコメの放射性物質検査は、今年10月に国が検査し、安全確認後の流通を承認していたため、規制値超えのコメは、今回が初めてとなる。また、福島市では10月18日から、同地区の全世帯を対象に、除染作業を本格的に進めてきたそうだ。
大波地区は、市の東部に位置し、福島第1原発からおよそ60キロ離れた中山間地。この農家の水田では、山の沢水を使用していたもようで、セシウムが確認されたコメは、収穫の後天日干しにしていたとのこと。保管後、JA新ふくしまの簡易測定で、高い数値が出たため市に連絡を入れたそうだ。
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福島県