異常な麻痺を36時間放置
体重が120キロほどのメアリー・ベス・ルファードさんは、肥満に悩んでおり、ダイエットのひとつとして、肥満解消の手術を受けた。
Image: xJasonRogersxそして、彼女の人生は、昨年11月の感謝祭前に一転してしまったという。ルファードさんは、休日中の入院だったため、正当な管理を受けることができなかったためと主張している。
彼女は、手術後一部手直しが必要になったため受けた再手術の後で、足がうずくと、看護師に伝えている。当時の管理報告によると、ルファードさんの両足は、青く冷たくなっており、その後に、膝から下が麻痺(まひ)していたとのことで、やむなく切断された。血液の循環が止まっていたにもかかわらず、36時間も放っておかれたと、代理人は説明している。
また彼は、足の切断を執刀した医師は、ひどく動揺し、自分をなぜもっと早く呼ばなかったのかと言ったとも述べている。
ルファードさんは、このときの様子を、自分の足を指さしながら、次のように語っている。
「不安でベッド横たわり、感覚がなかったのを思えています。もう、失ってしまいました。」
訴えても戻らない足と人生
肥満の手術を行った医療機関に対しては、患者の管理不行き届きと凝血塊の処置のミスで訴訟を起こした。
対して医療機関は、
「プライバシーに関する法律により、コメントが出来かねるが、患者は回復している」
と述べ、今回のような手術では、リスクや合併症などがあるが、患者への対応に不手際はなかったと考えているそう。
ルファードさんは
「糖尿病を高血圧の持病があったので、より長くよい人生にしたかっただけなのに、主人と手をつないで並んで歩いたり、想い出の曲で一緒に踊ったりは、もうできないんです。」
と想いを語った。
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CBS Chicago.com(英文)