世界で5例目となった接種後の死亡
国内在住の女子中学生(14歳)が、子宮頸がんワクチン接種の2日後に、死亡していたことがあきらかになった。
Image: Sarah G...厚生労働省によると、接種したワクチンは、英グラクソ・スミスクライン社製造の「サーバリックス」とのこと。
現在、ワクチンと死亡の因果関係は、確認できていないそうだが、接種による死亡なら国内初だという。同ワクチンの接種後の死亡例は、今回を含め、世界で5例目だが、いずれにせよ、因果関係があきらかでないとのことだ。
同ワクチンは、2007年5月に、オーストラリアで承認されて以降、日本でも2009年12月より販売を開始し、以後接種を受けたのは約238万人といわれている。
不整脈の持病と接種の関連も問題か
死亡した中学生は、ワクチン接種を受けた2日後の、7月30日に、心肺停止を起こしているところを発見されたが、すでに死亡していたという。ただ、同学生は「心室頻拍」という、突然不整脈を起こす持病があったため、直接的な死因は不整脈とされているようだ。
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グラクソ・スミスクライン・ジャパン読売新聞オンライン