原発抜きで映画を作りたい
スタジオジブリの映画監督・宮崎駿さんが、’小さなデモ’をしたと、写真(画像)付きで紹介されている。
『となりのトトロ』や『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』など、世界中でその名前を知られているジブリの宮崎監督が、ミニデモを行っている写真が同社が発行する冊子「熱風」8月号の表紙に掲載され、話題を呼んでいる。同月号の特集は 「スタジオジブリは 原発ぬきの電気で映画をつくりたい」というものだ。
写真では、スタッフらしき2名の方と犬1匹で、のんびりお散歩といったようにも見えるが、宮崎監督の胸には、「NO!原発」と、大きく書かれたプラカードがかかっている。男性も「STOP」の看板を高く掲げている。
また、ネット上には、’小金井市のスタジオジブリ本社社屋’として、屋上に
「スタジオジブリは原発抜きの電気で映画を作りたい」
と書かれた横断幕が掲げられている
写真1、
写真2が出回っていたり、福島第一原発の事故後の6月には、政府に対し、次のようにメッセージの発信もしている。
【宮崎駿氏から首相へのメッセージ 20110619】
宮崎駿「自然エネルギー法案をぜひ通してください。辞めようが辞めまいがとにかく言いたいことどんどんやって、どんどん国民に訴えてください。福島県は全県避難しなければ駄目な状態になっていると思います。」
作品を通じて原発を問う
上でも少し紹介したが、宮崎アニメの中でも特に、原発事以降注目されているのは『On Your Mark』だ。地球が放射能汚染され、病気がまん延し、地下で生活をする人間の世紀末未来都市という設定だ。
同監督は、作品を通じて伝えたいメッセージがあるのだろう。興味のある人は、いちど見ることをおすすめする。
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スタジオジブリ小冊子「熱風」8月号SAVE CHILD熱風画像@ymotokiジブリ本社画像