出荷14件中12件は通知を知らず
福島第一原発事故の影響から、県内では、餌として与えた稲わらが原因で、放射性セシウムに汚染された牛の、全国拡散がさらに広がっている。
Image: apple.white2010国は、屋外の稲わらを、牛に餌として与えないよう通知したとのことだが、県内で稲わらを与えた農家の、うち14件が、牛肉を出荷したことが分かった。また、出荷した14件中、12件は、国の通知を知らなかったもよう。
通知を受けたのは「乾牧草」の禁止
NHKの取材によると、県から連絡を受けた、畜産関係のある団体は、次のようにコメントをしている。
「通知には『乾牧草』を与えてはいけないと書かれていたが、『稲わら』とは明記されていなかった。『稲わら』は大丈夫だと思った農家もあるのではないか」
福島県は、これら団体から、通知が徹底されなかった経緯などを調査する意向だ。
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NHKNEWSWEB福島県