気をつけるのは寒暖差
「昨日は暑かったのに、今日は寒いくらいだね」こんな会話、よくしていないだろうか。
Image: Perfecto Insecto最近でも、日ごとに気温差のある日が多いのだが、とりわけ、1日の中で、気温の変化が激しい場合は「気象病」に要注意だそう。
寒暖差によって、身体にでる「気象病」の症状として、不眠、だるさが続く、立ちくらみ、血圧の変化やめまいなどがあり、イライラしたり、心身が不安定になるという心の状態にも影響をおよぼすこともあるため、ひいては、人間関係の問題にまで発展してしまう場合もあるという。
気象業務支援センター情報開発業務担当で、気象予報士の村山貢司氏は次のように説明する。
「前日と5度以内の温度差であれば身体は適応できますが、10度も差があると自律神経やホルモンなどが乱れてしまいます。上の様な症状が続くと、喘息や生活習慣病などの持病も悪化しやすい」
アトピーや喘息、アレルギーや腰痛など、「気象病」の影響は、弱いところにでやすいため、持病がある人は、症状がひどくならないよう注意し、悪化してしまったら病院で薬をもらうなど、対処が必要とのこと。
「気象病」の具体的な対処法
日々できる「気象病」対策を以下にあげる。自分の状態や変化にあわせ、継続して行うことで、体のケアをしてみよう。
・厚手のソックスを履き、腰回りをゆったりさせ、上半身の温かい血流が、冷えやすい下半身に流れるよう、ベルトを緩める。
・冷房から身を守るため、普段から保温性の高い、温度調整機能下着を着る。
・辛い料理を食べたり、スポーツやサウナなどをすることで、汗腺の働きを活発にする。
・汗をかいたら、わきの下や首などはすぐに拭きとり冷やす。また、扇子などで、身体まわりの熱気を追いだす。
・エアコンの掃除をこまめにし、内部のカビやほこりを吸い込まないよう気をつける。
・疲れたり、体調が悪いときは、無理をせず休養する。
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SankeiBiz気象業務支援センター