冷えは万病の元、あたためて痩身効果も
体の、基礎代謝が活発だと、それだけ痩せやすくなるという。
「しょうが紅茶でぽかぽかダイエット」(レシピあり)でも紹介しているように体温が1度上がると、基礎代謝量は12%あがる。ダイエットや、健康管理に、これを利用しないのはもったいない。
Image: torisan3500 そこで、1年を通じて、もっとも寒く、風邪やインフルエンザなどで、体調も崩しやすいこの時期を利用して、カイロを使い、基礎代謝をあげダイエットと体調管理の、一挙両得をめざしてみよう。カイロは、洋服や肌に貼るタイプがいちばん楽だが、他のタイプや、上の写真のような、「あんか」、または、赤外線温熱治療器などでも代用は可能だ。
カイロの効率のよい使い方
ところで、カイロを使っても、体の冷えた部分が、うまくあたたまらないと感じていることが多いのではないだろうか。これは、適切な場所をあたためていないことが原因だそうだ。
手先や足先など、体の末端(まったん)が冷たいのは、その部分の血管が、冷えで収縮しているためだが、直接あたためのは、実は効率が悪い。血液は、約45秒で全身を循環する(回る)ため、
体の中心近くの、表面を通っている大きい血管にカイロを当て、温まった血液を末端に送る方が、末端が手っ取り早くあたたまる。
しかし、末端の冷えよりも、よくないのは「内臓が冷えているタイプ」の場合だそう。
より改善が必要な’内蔵型冷え症’とは
「少し動いただけや、ご飯を食べただけで汗が出るような人は要注意。暑がりだと思って、薄着をする人も多いようですが、このタイプは、体温が35度台など、低体温の人が多い。それは、体に余分な水があるため、冷やされて、代謝がさがり、うまく熱が作れない結果、体温が低くなってしまっているんです。」
と解説するのは、最近、『やせる黒食』で話題の著者・石原結實氏の長女で、イシハラクリニックの石原新菜(いしはらにいな)副院長だ。体の余分な水は、あたためられることで、体の外に出るため、むくみも解消できるそう。
冷え方の特徴と解消法はこれ!
末端冷え性の特徴
・手足が冷たい(しびれる)
・睡眠時に足が冷えて眠れない
・あかぎれ、しもやけができやすい
・ひどい肩こりや筋肉のこりがある
・運動をあまりしない
<カイロの貼りかた>
内蔵型冷えと同じ、へその下1センチ~2センチの場所と腰。また、太ももの付け根にも貼り、下半身をあたためる。これは、女性の更年期の’ホットフラッシュ’にも効果があるとのこと。
内蔵型冷え性の特徴
・体温は35度台なのに汗をかきやすい
・疲れやすく、だるい
・下半身がむくむ
・お腹が冷えている
・生理通がひどい(女性のみ)
<カイロの貼りかた>
へその下1センチ~2センチの場所と、腰に貼り、体の前後をカイロでサンドイッチにし、腎臓を中心に内臓をあたためる。
冷えもむくみも解消して、スッキリとスリムな体系まで手に入れて、薄着になる春に向け、ライバルとの差をつけよう!
* 薄い洋服で使用の際は、低温やけどに注意
* サポーターやガードルなどの下に使用の際は、圧力での低温やけどに注意
* 睡眠中の使用は避ける (参考:女性セブン2/17号)
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