自発的調査で発覚
とうとう、製茶からも、相当程度のセシウムが検出された。
Image: A Girl With Tea 静岡県が9日、「本山茶」の一番茶から作られた製茶の一部から、暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を超える679ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを明らかにした。
この製茶は、市内葵区藁科地区の一番茶を加工したもので、東京都の食品通信販売会社の自主調査により判明、申告があったものだという。
申告は2工場で、規制値を超えたのは、「本山茶」を製造する1工場だったそう。件は、同社には、商品の自主回収を、また、製茶の製造元には出荷自粛を要請した。同地区にある、すべての茶工場について、放射能検査を行う方針だ。
製茶で初の基準値超えも、他は下回る
一方、県内19産地の製茶サンプル調査を行ったところ、「掛川茶」、「静岡牧之原茶」、「川根茶」、「本山茶」などの有名産地を含め、規制値をすべて下回っていたとのこと。
静岡県での、規制値を上回るセシウムの検出は初めて。
《オススメの関連記事》「なぜお茶だけから?」 南足柄市で基準こえるセシウムセシウム5倍の’荒茶’『検査はカンベン』 静岡・神奈川「生茶葉500ベクレル超え」で出荷制限へ 荒茶問題 基準超え生茶葉出荷停止(茨城他) 荒茶問題=静岡は検査、神奈川拒否へ 編集部 松田鞠
ヤフーニュース