尿の中に排出される点滴薬
6月1日、薬事・食品衛生審議会(厚生労働省)の部会で、体内の超ウラン元素(プルトニウムやキュリウム、アメリシウム)を排出し、汚染を軽減する薬剤の承認が了承された。
Image: pkmk正式な認可は、1か月後になるもよう。
輸入販売元は、東京都の日本メジフィックス社で、「ジトリペンタートカル」と「アエントリペンタート」の2種だという。これらは、通常点滴で使用するそう。取り込んだ超ウラン元素を、カルシウムや亜鉛などにより尿中に排泄し除去されるとのことだ。
海外の後を追い、間もなく承認
米・仏・独の3カ国では、2010年10月の時点ですでに承認されており、厚生省によれば、原発事故などの際、大量の放射性物質を吸い込んだり、傷口から入った場合に効果があるそう。
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CBnews厚生労働省