放射性物質、検出の可能性は21都道府県
横浜市教育委員会は28日、放射性物質が検出された干ししいたけの産地が、特定に至らなかったことを発表した。
Image: frankenstoenこの干ししいたけは、横浜の市立小学校で使用される予定だったが、1キログラムあたり350ベクレルの放射性セシウムが検出されていた。
同委員会によると、干ししいたけの仕入れについては、市の学校給食会により、国産の指示で食材を確保していたとのこと。小分け業者(不二食品産業・東京都調布市)が、以下の21都道府県から行っており、その後、学校納入の業者へ納品しているという。
干ししいたけを調達した可能性の21都道府県
長崎、熊本、大分、高知、愛媛、島根、山口、鳥取、岡山、京都、静岡、新潟、栃木、群馬、千葉、茨城、宮城、福島、岩手、青森、宮崎
情報公開で安全性を高める必要あり
今後は、放射性物質が確認できた産地の干ししいたけは納品しないなど、業者や学校給食会への対応を急ぐ方針とのことだ。
なお、不二食品産業は、神奈川新聞に対し、取材を拒否しているもよう。
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横浜市教育委員会