ダイエット飲料が原因で体重増加
ごく最近の、全米糖尿病協会の報告によると、ダイエット系炭酸飲料(’カロリー控えめ’や、’カロリー0’などと呼ばれるダイエットソーダ類)は、体重が減るどころか、逆に増えることがわかったという。
Image: globochem3x1minus1その上、2型の糖尿病の発症も増加させるらしいのだ。
テキサス健康科学センター(テキサス州サンアントニオ)で行われた研究では、ダイエット系炭酸飲料を飲むことで、ウエストのサイズが70%速く増え、また、1日2缶以上飲んだ場合、まったく飲まない人にくらべ、5倍の割合で大きくなるそう。この結果は、運動や食生活などを考慮しても、変わらないという。
カロリー不足や血糖値の上昇で糖尿にも
データでは、詳しい原因の説明はないが、カロリーが足りないことで、食欲が増し、結果、体が脂肪をたくわえるのではないかと考えられている。
また、「タイム誌」に掲載された、同協会のもうひとつの実験結果では、これら飲料に使用されている「アスパルテーム」と呼ばれる人工甘味料により、ブドウ糖値が急速にあがるため、糖尿病の前段階の症状があらわれるという報告もあるそう。
テキサス大学の、ガブリエル・フェルナンデス博士は、次のように解説する。
「「アスパルテーム」を使用することが、血糖値をあげる要因になりえるため、ダイエット系炭酸飲料を飲む場合、糖尿病になるリスクを考慮する必要があるということを理解することが必要でしょう。」
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編集部 松田鞠
au.ibtimes.com(英文)