糖尿病の若年化
糖尿病の急増、特に、若年化が著しく、深刻だそうだ。
Image: Like_the_Grand_Canyon 「国民健康・栄養調査」2007年版では、糖尿病の可能性を否定できない、あるいは、強く疑われる人は、1990年の3倍近くまで増えていると発表されているそう。
「患者数の急増と、若年化、特に30代で掛かるのが当たり前という状況は深刻な問題だ。中学生で2型(生活習慣が主な原因のもの)を発生した人もいる。」と語るのは、加藤内科クリニック・加藤日光敏院長。
原因を知り対処しよう
低年齢化の主な原因として、記事では4つの理由をあげている。
1、清涼飲料水
富山大学和漢医薬学総合研究所・浜崎智仁教授によると、いちばん悪いのは、清涼飲料水を、普段がぶ飲みしてしまうことだそうだ。特に、スポーツ飲料は吸収が早いため、血糖値を急激に上げるため、運動後がよいようだ。
2、妊娠中のダイエット
前出・加藤院長の説明では、胎児(お腹の赤ちゃん)に栄養が十分行き渡らず、成長不足が、産まれたときからの2型糖尿病の高いリスクの可能性を作ることもあるそう。妊婦さんは要注意が必要だ。
3、民族性
そもそも、日本人は、インスリンを分泌するβ(ベータ)細胞が弱いという。このため、太る前に糖尿病になる人も3人に1人はいるそうなので、痩せていても過信は禁物だとも。
4、内臓脂肪
体脂肪率が標準を超え、内臓脂肪の多い人は注意が必要のようだ。理由としては、前出・浜崎教授が以下のように説明する。
「内臓脂肪からでるホルモンには、、血糖値を下げにくくする働きがあるんです。ただ、内臓脂肪は運動で簡単に落とすこともできます。」
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編集部 松田鞠