’帰郷の費用’を含め支援
東日本大震災での被災者支援で、佐賀県の「佐賀きずなプロジェクト」が注目を集めている。
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Image: trams aux fils.佐賀県の受け入れ体制で、特に目を引くのは、なんといっても、避難にかかる費用以外にも、将来、故郷に戻る移動費までもサポートするということだ。支援メニューには
被災地←→佐賀県内の避難施設」の移動(原則1往復)に要する経費について世帯全員分の費用を助成します。
と記載されている。
生活もままならず、命からがら避難を余儀なくされる状況で移動してくる被災者にとって、地元に帰ることができるという希望まで提示があると、「受け入れ」や「支援」も、また一段と意味のあることになってくるようで、大変ありがたく感じることだろう。
その他サポートも至れり尽くせり
帰郷の費用以外には、民間アパート、公的住宅、ホテル・旅館、民泊(ホームステイなど)など入居場所の提供からはじまり、日用品・日用雑貨の交付や家電の貸与(最長2年間)、見舞金や就職・修学のサポートなどに加え、精神的なケアや支援の準備もあるそうだ。
被災地に家族や知り合いがいる人は、同県の支援メニューのことを教えてあげてはいかがだろう。
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