まずは大手メーカーから
暫定基準値があいまいで、自治体により同意や反発に意見がわかれていた
一連の茶葉・荒茶問題に進展があったようだ。
Image: emrank今月2日、乾燥茶葉が、1キロ当たり500ベクレルを上回った場合、出荷停止となる暫定基準値が決められた。お茶系飲料の大手メーカー「伊藤園」は、人気商品のひとつ「おーいお茶」はじめ、すべての製品の放射性物質の線量を測定することを明らかにした。
同社は、震災後より、線量の簡易検査は実施していたが、精度を高めるための措置とのこと。
「伊右衛門」が有名なサントリーでも、今までも原料水は検査し、主に西の茶葉を使用してきたものの、今後は検査を行うつもりだという。
他のメーカーでは、「生茶」が人気のキリンビバレッジが、2011年茶葉としてこれから買い付けが始まるものについて、業者に安全証明の提出をを要請する意向だそう。
消費者をより思っているのは誰
伊藤園の広報担当は、以下のように発言しているそうだ。国はどう受け止めるのだろうか。
「政府がきちっとやってくれればそれに越したことはないが、お客さんを心配させないことが一番大事」
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