さらに上を行く抽出法と価格?
今月23日、スターバックスコーヒー(スタバ)に、新しい高級コーヒーメニューが登場したが、もう試されただろうか。
Image: TerryJohnston「リザーブ」と呼ばれるこの飲み物は、同店で現在、一番高いコーヒーだ。銀座マロニエ通り店のリニューアルオープンにあわせ、同日から、期間・数量限定で販売されるとのこと。販売店舗は限られており、3月末までに、51店舗に拡大する予定とのこと。
話題の値段だが、高級というだけあり、いちばん高いもので1杯650円、安いものでも450円(サイズはトールのみ)とのこと。この価格は、抽出方法や豆の種類で変わる。抽出方法は、以下のようで、器具を持っている店舗でのみ販売可能なため、限定企画という形になっているようだ。
・Clover クローバー (4店舗)
米国で特許取得したバキュームプレス技術による抽出方法で、真空技術方式とコーヒープレス方式を組み合わせたもの
・コーヒープレス (43店舗)
ステンレスフィルターを使用し、コーヒー豆本来の風味を活かす抽出方法
・ハンドドリップ (3店舗)
お湯を注ぐスピードや温度を調整して抽出する方法
小さくて迷いがないカロリー
「リザーブ」は、カロリーにかんしていえば、通常のドリップコーヒーとほとんど変わらない。通常のコーヒーなら、トールサイズで15カロリー(ホット)または11カロリーだ。ただし、牛乳を加えると、ホットで119カロリーと、少しばかりあがってしまう。無脂肪乳に変更すると、100カロリーを下回るといったところだ。
見込まれた市場・日本からスタート
スターバックスの本社がある、米シアトルの工場では、24時間体制でコーヒー豆の焙煎を行い、コーヒーのスペシャリストが、カフェ業界のキングを支えるべく、1日500~1,000杯のテイスティング(味見)やチェックしているそうだ。
また、今回の新メニュー「リザーブ」は、アメリカで発表されて以来、世界を先駆け、日本で最初に発売されるということで、本社CEO(最高経営責任者)のハワード・シュルツ氏は次のようにコメントしている。
「日本は、我々の商品のクオリティ(質)の高さと、企業の誠実さを理解してくれる、大変貴重なマーケット(市場)です。」
実際に、「リザーブ」を飲んだ人の感想は、”濃くて力強い味”だそう。日本は、その民族性からか「限定商法」に弱いといわれている。1杯650円(最安450円)のコーヒー、読者は、飲んでみたいと思うだろうか。
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