’取り去る’だけ…シンプルイズベスト?!
アメリカ人のラッパーで、歯の装飾品ビジネスで成功を収めたといわれているポール・ウォールが、胃の部分除去手術を受け、約45キロもの減量に成功したと、最新のオゾン誌で明らかにしたそうだ。彼は現在までの人生で常に、激しい体重の増減に悩まされてきたため今回この手術を受ける決意をしたとのこと。ちなみに、手術以前の彼は身長およそ185cm、体重145キロだったそう。
Image: Enzographyポールは過去に、薬物乱用などの経験があり、またその間にもダイエット薬を使用し体重が不自然に上下した結果、代謝機能が大幅に狂ってしまったという。この手術を選んだ理由としては、胃の入り口をバンドで縛って食事量の制限をする「ラップバンド手術」より、さらに厳しい結果を求めたためだそう。
というのも、「ラップバンド手術」だと通常、体の過剰脂肪の約5割落とすことができるそうだが、この除去手術では、その割合が約8割にまで増えるとのこと。
2011年は、スリムな体でよいお年を
今回の手術で、本当に健康的になったといえる効果はあったのだろうか。彼を担当した医者の話によれば、空腹感を感じるホルモンを止めてしまったとのことで、今では彼はおなかがすかないのだそう。そして、今までのように、大勢の人の前で肥満のせいで恥ずかしい思いをすることがない、と感じているとのことだ。
ポールは、オゾン誌に、次のようにコメントしている。
「人生を取り戻したような気がするよ。あそこまで太っているととにかく恥ずかしかったんだ。太っていることに慣れていなかったし人に見られることが苦痛で仕方がなかった。人目につくし、あれこれいわれるのもつらかった。」
しかし、これだけ嬉しそうな結果を得た後で、ひとつだけ心配なことがあるらしく、それは’運動’だそう。現在の所、手術後に、軽い運動を2回ほどしただけとのことだ。
編集部 松田鞠
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