外から見たニッポン
アメリカNYに拠点を置く「Japan Society NY」は、年間100以上のイベントを通じて、日本文化を経験する機会を提供する、非営利団体だ。
今回の内容は、この団体が、日本のある非営利団体を紹介した記事についてである。海外から日本を見たレポートを、楽しんでもらえると幸いだ。
’飢餓も肥満も救います’の発想力
≪Japan Society NYのブログより≫
地球上に住む、70億の人間のうち、およそ10億は、食べ物や水にさえまともにありつけない飢餓状態だ。一方、健康の問題などから食べ過ぎてしまい、肥満や体重過多になる人間も、同じくらい存在する。
TFT(TABLE FOR TWO (テーブルフォーツー))は、この不均衡を正すことを目的に活動する、日本の非営利団体だ。
彼らのやり方は、金銭を直接募金するという形で、経済援助を乞うのではなく、カフェテリアや食堂、スーパーやコンビニなどで提供されるヘルシーな食事を上手く利用した、斬新なビジネスモデルである。
具体的には、食事の収益金のうちの20セント(20円)が、アフリカの子供達の、ヘルシーな食事のために、使われるしくみになっている。
彼らの活動目的は、以下の2つの要素から成り立つ。
●アフリカで、食糧不足に困っている子供たちを減らす。
●世界的飢餓に関心を持ってもらうための呼びかけと、普段、食事にいっさい不自由しない人達も、よりヘルシーな食事をする習慣を持ってもらう。
すでに、日本の250の企業食堂から、このシステムを使い、ウガンダや、ルワンダとマラウィ、エチオピアに、救いの手が差し伸べられた。今後は、南アフリカも、救済国として計画されているそうだ。
個人でこのシステムの利用を希望する場合は、TFTの協力店となっている、カフェや食堂で食事をしたり、協賛店での買い物をするだけとのこと。詳しい一覧ほかは、TFTのサイトでご確認いただける。
なお、TFTは、Facebookにもアカウントを持っているため、そちらからも情報収集が可能だ。
* 「Japan Society NY」による、電通やJICAカフェでの、実際の寄付の方法紹介や、TFT社長・小暮真久(こぐれまさひさ)氏へのインタビュー(英語)ビデオは
こちら。
編集部 松田鞠
テーブルフォーツーjapansocietyny.blogspot.com(今回記事・英文)japansociety.org(団体サイト・英文)<a href=" http://es-es.facebook.com/group.php?gid=90567864086" target="_blank">TFTのfacebook(英文)</a>