所変われば理想も変わる
ヨーロッパの複数の国で、人の好き嫌いや、2011年には、体のどの部分を変えたいかについて、ダイエットプログラムを提供している「スリマヴァイト」の元、リサーチが行われた。その結果、国による明確な違いが明らかになったと、「シスコン」サイトが報じている。
Archaeogeneticsリサーチが行われたのは、イギリス、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、に対してで、各国の結果は次の通りだ。
◆イギリス
大多数の女性は、自分の胸は気に入っているが、お尻はもっと小さい方を好む。男性は、身長は気に入っているが、’精神’が好きになれない。
◆スペイン
女性は、足に自信があるが、もっと大きな胸を好む。男性は、肩が自慢だが、もっと身長が欲しい。
◆ドイツ
女性は、ウエストが気に入っているが、もっと小さいお尻にあこがれる。男性は、太ももには自信があるが、平らなお腹を希望する。
◆フランス
女性は、胸にはプライドを持ちつつも、あと2カップ程大きいことを望む。男性は、女性と同じく、胸板に自信があり、また足も好き。
◆イタリア
女性は、イギリスと同様、胸はまあ良しとし、小さいお尻を好み、平らなお腹にあこがれる。男性は、下半身には、おおむね満足しているが、身長があと2.5cmほど欲しいところ。
贅肉(ぜいにく)・贅肉・贅肉…
これ以外にも、女性に対して行われた、自分の体に、どのくらい満足しているか、という質問の回答は、イギリスは60%が、まあ満足と答えたのに比べ、フランスが48%、ドイツは55%、スペインは40%で、イタリアでは、たったの30%だったという。
リサーチの結果について、「スリマヴァイト」のケイト・オサリバン氏は次のように述べている。
「誰もが、より良い外見を望んでいるんですね。興味深いのは、変えたいと思う場所が、文化の要因や、ロールモデルの違いの影響を受けているということ。ここイギリスでは、お腹の脂肪に関しては、いろいろと問題が多いのに、食べることや飲むことが皆大好きだから困ります。イギリス女性の、平均のウエストサイズは86cm、男性は100cm (1m)、というのはいただけない。何かしら、対策を考えなければいけません。」
編集部 松田鞠
シスコンスリマヴァイト