深刻なはずだが子どもらしい発想?
最近小学生の間で、ある都市伝説が広がっているそうだ。
Image: antigone78「親が言い聞かせているんでしょうね。ホットスポットとか内部被曝、放射線量なんて難しい言葉を低学年のコが使いますから」
と話すのは、県立小学校教員の酒井さん(仮名)だ。彼によれば、福島第一原発の事故による影響から、最近、次のような噂が小学生の間で流れているという。
(1)学校の水を飲むと、喉がガンになって切り裂かれる。
(2)お茶を飲むと死ぬ。
(3)頭を掻いて、手に抜け毛がついたら内部被曝している。
(4)鼻に指を入れて奥がヌルっとしたらアウト。鼻血が出たらもう助からない。
(5)ニキビが多いコは放射能を食べている証拠。
(6)ホットスポットの近くに行くと、口の中で鉄の味がする。
親や周囲の大人から、中途半端な受け売りを聞いているせいか、
「体育館の屋根から落ちてくる水が放射能でいっぱいなの」
と大騒ぎをしたり、鼻血を出して保健室に来ては
「ボク死ぬの?」
と聞く子どももいるそうだ。
また驚くことに、教員ですら、同様にパニックに陥るものもいるという。
ところで、全校集会で、放射能の影響について心配はないと話をしたある校長先生は、「ただちに影響はないオヤジ」というニックネームをつけられてしまったそうだ。
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日刊SPA