食品汚染の影響、海外のスポーツ界にも波及
F1のレッドブルレーシングが、日本GP(グランプリ)での来日時における、日本の食品に対して、かなり慎重になっているようだ。
Image: Netcars.comドイツBild am Sonntag紙によると、同チームは、日本の放射性物質に汚染された食品の現状を深刻にとらえているようで、チームプリンシパル(監督・指導者)のクリスチャン・ホーナーは、日本滞在期間中、日本の食品を口にしないよう指導しているという。
また、来日時には、チーム80人分の食糧を、ヨーロッパから持ちこむ意向だそう。通常は、傷みやすい食品などは、現地でまかなうということで、今回の措置は異例のようだ。
この背景を生む原因の一つは、以前、
静岡県産食品の輸出は、EUに検査証明提出へ フランス緑茶でなど、当サイトでもお伝えしてきた一連のニュースからもわかるように、欧州での、日本の食品に対する見方が厳しくなっていることもあるだろう。
「まだ心配」と「もう安心」両極の理解
先週末の、もてぎでの2輪MotoGPでも、日本で着用した衣服を、帰国前に捨てたり(ダニ・ペドロサ)、体を洗うのにミネラルウォーターを使った(ホルヘ・ロレンソ)とったメンバーもいたそうだ。
片や、ハイミ・アルグエルスアリ(トロロッソ)のように
「僕は全く心配していないよ。もう状況は落ち着いていると思うし、僕らがいるところは福島からかなり離れている」
と、まったく問題視していないとMarca紙に答えるものもいるとのこと。
-【速報】 F1レッドブル「恐怖の日本食材」から一転「日本の食品安全を確認ずみ、楽しみ」 公式見解をHPに掲載-に続く
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Red Bull(英文)