子の将来と健康を願う’普通の人’がはじめた想い
現在ネット上で、【
農林水産省が決定した、放射性物質が検出された汚泥を全国に肥料として流通させる新基準に反対する署名】という活動が行われ、広められつつある。
Image: takomabibelotこのプロジェクトは、先日
「16都道府県でセシウム汚泥を確認も、農業肥料で使用可 農水省」でお伝えした、下水処理の際に出た汚泥を、農業用肥料として使用することを認めた国の決定に対して、反対と停止を求める目的だ。
子供の父親でもあるプロジェクトの創設者は、国土を未来永劫放射性物質に汚染させる事が日本の未来に繋がるのかという疑問もあり、スタートさせたとのこと。当初、署名は進まなかったが、ツイッターのアカウントを持つ知り合いの協力で、その後活動の和が広まってきたそう。
健康への不安と疑問、怒り、国に対する不信感が爆発
趣旨に賛同し、署名をした人たちは、今回の政府の決定に、次のように怒りや疑問をぶつけている。
・放射性物質を含んだ汚泥は、東電が責任持って処理するのが筋。
・もっと国民の声に耳を傾けてください
その土で出来た食物を食べるは、国民!
・国は未来ある子供達をを守る気がない事が、とても悲しいです。
・私には、現政権・現政府が発表する「安全(安心)」には、どこか不安な部分を否めず、信頼が置けません。国会での審議等、公開の場での議論を深めた上での措置を望みます。
・大人は自分で安全かそうでないかの判断が出来ますが、こどもは自身で判断が出来ません。こどもの食卓を守る為にも放射性汚泥は福島第一原発で管理して下さい。日本各地に広げないでください。国連の「こどもの権利条約」違反です。
また、実際に、農作物が出荷停止の措置を受けたという人の署名もあり
「これ以上被害を広げないで下さい。生産物が出荷停止になった地域より。」
とのコメントもある。今回の決定に、強く異議を唱える声は、立場や地域を超えて、日本全国に広がっている。
《オススメの関連記事》16都道府県でセシウム汚泥を確認も、農業肥料で使用可 農水省「この食品、どこで作ってる?」 製造工場が一発でわかるすごいサイト「私は子供を産めますか?」 増える、食の安全情報共有サイト 編集部 松田鞠
署名TV