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「もう国を待てない」 チェルノレベルの二本松市、内部被ばく検査へ

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「もう国を待てない」 チェルノレベルの二本松市、内部被ばく検査へ

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’市民を守るのは市長の責任’
福島県二本松市の三保恵一市長は、市民への内部被ばく検査の実施を決めたそうだ。

保恵一市長

福島第一原発の放射能漏れ事故から、2か月以上が経っている。同市の美保恵一市長は、国に、市民への内部被ばく検査をするよう、重ねて要請してきたが、いまだ回答が得られないため、独自で調査を行うことにしたとのこと。

27日の、OurPlanet-TVの取材によれば、子供や妊婦、建設業や農家など、屋外作業が長時間におよぶ人を対象に、まずは20人限定ではじめるそう。詳細が決定次第、早くて今月中に、検査をはじめたい意向だという。

測定調査用のホールボディーカウンターは、現在、福島県立医科大学のものが使えないため、県外の医療機関と連携で行う予定だ。

インタビュー動画(ビデオ)で語る決意
三保市長は、同県のアドバイザーである、長崎大学 山下俊一教授の”国民は、常に国の指示に従うことが大切”という意見に疑問だと述べ、現在二本松市の放射性物質測定値が高いことを、懸念している。

測定されている値は、30万~60万ベクレル/平方メートルで、これは、チェルノブイリの55万5千ベクレル/平方メートルに匹敵するもので、
「検査では、内部被ばくがないことを願っているが、結果によっては、市民の避難はもちろん、あらゆる必要な事態に対応できるようにしたい。また、同じ状況におかれている他の地域でも、同様の措置が受けられるよう、国に働きかけるつもりです」

と語る。

最後に、涙ぐみながらの次のコメントは、大変力強いものだ。
「人を尊重することで未来を開くことが、今もなお行方不明になっている犠牲者に対する、唯一の答えだと思っています」


【二本松市、独自に内部被曝検査へ~結果によっては避難も検討 】



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                            編集部 松田鞠

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