「いつかヒッキーやめたい」　YouTube自室発信の日本支援で話題、英歌姫　

歌手に憧（あこが）れつつ、現在も、2年間ヒッキー（引きこもり）のイギリスの女性ジェンマ・ピクシー・ヒクソン（20）が、一歩も外に出ることなく夢をかなえ、スターの階段を登り話題になっている。

Image: meimei

イギリス・ウスターシャ州マルバーンに住む彼女は、6歳の頃から、パニック障害を患（わずら）い、精神不安定な青春を過ごしてきたようだ。そして、ここ2年は、広場恐怖症（人混みや外に恐怖を感じる症状）のため、外出することができなくなってしまったそう。数々の精神科医や専門家にかかったが、どれも効果がなかったという。

しかし、歌が好きで、楽しさを分かち合いたい気持ちから、自宅の部屋をスタジオにし、自分のパフォーマンスをパソコンのカメラで撮影した画像をYouTubeに流したところ、多くの視聴されたそう。

ジェンマが13歳のとき、イギリスＢＢＣ放送の「サタデーショウ」の歌のコンテストに勝ち抜き、歌手「シュガーベイブズ」と共演した経験があるのだが、舞台で歌うことには、何も不安がなかった。しかし今、外にでることが大変怖く、理屈では大丈夫とわかっているのに、実際に出ようとするとパニックを起こしてしまうという。

ジェンマは次のように話す。

彼女は、カバーソングとオリジナルを半々で歌っており、特に中国で、人気がでているようだ。また、日本でも、東日本大震災への復興支援チャリティーとして「One in a million」を歌っており、iTunesで手に入るそう。

この時期、次々と災害に襲われている日本の状況と、そんな日本に縁のある、頑張っている彼女の姿が、重なっては見えないだろうか。この国も彼女も、明るい未来に向けて前進できることを願わずにはいられない。

【Jemma Pixie Hixon- One In A Million - Japan Aid　Single】


【Jemma Pixie Hixon- Parachute Acoustic- Cheryl Cole- Cover 】




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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　編集部　松田鞠



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