5県の水道水から放射線検出
原子力発電所の、放射能漏れ事故により、食品や、体に入るものへの放射能汚染について、現実的な対応が必要な時期が来たようだ。
Image: Dricker9419日夜の速報によると、「体にはまったく影響がないレベル」という文科省のコメントはあるものの、茨城、栃木、宮城、群馬、埼玉の5県で、過去の1時間当たりの大気中の放射線量が、通常値を上回ったとの報告があった(16日午後5時のデータ)。
最高値の茨城県では、0.252マイクロシーベルトだっだそう。(レントゲン1回分の放射線は50マイクロシーベルト程度)
同省では、今後の数値変化を見逃さないよう呼びかけている。食品からも放射線を検出
一方、19日夕方には、枝野幸男官房長官が、記者会見で、茨城県産のホウレンソウと福島県産の牛乳から、食品衛生基準法上の暫定基準値を超える量の放射線が検出されたことを発表した。
これにより、当地からの出荷につき、規制が検討される可能性がでてきた。ホウレンソウの検査では、県北部で取れた、露地物の6検体を使用したということだ。
ちなにみ、暫定基準を超えた、日本人の平均量の牛乳を、1年間摂取すると仮定して明らかにされた放射線量は、CTスキャン1回分でホウレンソウは、CTスキャン1回の1/5だそう。
群馬の水道水から放射線検出、飲料は問題なし
一方、群馬県が同日、独自で実施した前橋市内の水道水などの検査から、飲食物摂取制限基準値を大幅に下回る、微量の放射性物質が検出されたと発表している。検査は、文部科学省の指示により、18日、前橋市上沖町の、県衛生環境研究所の水道水で行われた。検出された放射性物質の 量は以下の通り。
ヨウ素131 ― 1㎏当たり2.5ベクレル
セシウム137 ― 同0.22ベクレル
セシウム134 ― 同0.16ベクレル
また、県独自に同日、榛東村の県央第1水道事務所の水道水を調査した、放射性物質の量は以下の通りだ。
ヨウ素131」 ― 同14ベクレル
県は、
同値では、飲用で被曝(ひばく)することはないとし、今後、1日1回の測定を継続するとのことだ。
(国の飲用水基準値:ヨウ素が1㎏当たり300ベクレル、セシウムが同200ベクレル)
放射線量に関する情報は、刻一刻と更新されるため、各自が常時、最新の情報を収集することが重要だ。
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