花粉に接触しない、体内にいれない
花粉が飛びかう真っただ中のこの時期、読者たちはいかがお過ごしだろうか。この【断食コム】でも、すでに何度か、
予防や対策をお届しているが、今回は、実際に効果があった方法のランキングをお伝えする。
Image: piermario この調査は、日本経済新聞社が、1月中旬に実施したものである。1030人の花粉症患者(男女)を対象に、治療・食品・薬品以外での対策につき、51の選択問題に回答をしてもらい、即実行できそうな36項目について、15位までのランキングを発表している。以下、ランキングだ。
1. マスクをする (* 1)
2. 外から帰ったらうがいをする
3. 外から帰ったら手を洗う
4. 窓をできるだけ閉める
5. 空気清浄機を使う
6. 無駄な外出を控える
7. 外出から帰ったら服や髪の毛をはたく
8. 洗濯物や布団を外で干さず、室内に干したり、乾燥機を使ったりする
9. 外出から帰ったら洗顔をする
10.鼻の中を洗う
11.こまめに目を洗う
12.こまめに掃除する
13.睡眠をよくとる
14.部屋を加湿する
15.メガネをする (* 2)
* 1 花粉が鼻粘膜に付く量が、普通のマスクなら3分の1弱に、花粉用マスクだと6分の1に減る(日本医科大学耳鼻咽喉科大久保公裕教授))
* 2 メガネの横と上にカバーの付いた「花粉症用めがね」なら、花粉を3分の1強にまで減らせる(日本医科大学耳鼻咽喉科大久保公裕教授))深刻な生活スタイル変更も
花粉症の症状で困ったこととして、くしゃみや鼻水などのため、車の運転に支障がでたり、パソコンのモニターに鼻水を飛ばしてしまったりと、一時的なものがある。しかし、深刻なのは、生活リズムが狂ってしまい、妻とギクシャクしてしまったり、夜眠れなくて不眠症になったりなどで、長期的な問題に発展するケースもあるそうだ。
ランキングにあがっている対策は、方法自体はシンプルなものだ。だが、薬や手術、新しい花粉症対策用製品など、他の方法を行う場合でも、基本を押さえた上でやるのと、そうでないのとでは、結果も違ってくるのではないだろうか。
今年の花粉の量は、例年の10倍以上などともいわれ、そういった時期には、新規の患者が発生しやすいとも聞く。このあたりでいちど、基本に戻り、簡単にできる予防・対策から見直すのもよいだろう。
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