美に性別も国境もない証明?
タレントのはるな愛が、世界のニューハーフコンテストで、ミスインターナショナルクィーンとして優勝し、王座の栄光に輝いたのは2009年10月31日のこと。
タイ・パタヤで開かれていたこのコンテストの後、フジテレビ番組「笑っていいとも!」に出演の予定だったが、コンテストに優勝してしまったことで、帰国のめどが立たなくなった。
急きょ、代理で出演したのが、岩手県久慈市にある祥炎山不動院に所属する、「おネェすぎる住職」こと水無招善住職だ。
水無住職は、最近「おネェすぎる住職」として話題になり、TBSテレビ番組「紳助社長のプロデュース大作戦!」への出演でも注目を集めているようだ。ここまで話題になる理由は、もうお気づきだろうが、おネェ(いわゆる’おかま’)で、職業が住職と言うことと、そのビジュアルや、女性的な話し方への興味もある。
実際、ネット上やテレビでの彼(彼女)は、愛猫を”彼氏”と呼び、きちんと化粧をし、なまめかしさを振舞い、色っぽい部分も感じられる。
内面からにじみ出る美しさ
しかし、あなどってはいけない。彼(彼女?)は、最年少の23歳で、「阿闍梨(あじゃり)」とよばれる、弟子たちに法を教授するという、仏教ではほぼ最高位の位を会得したそう。前出の「紳助社長のプロデュース大作戦!」への出演でも、人々の悩み相談に乗り、本職での姿が少しだけ、垣間見られた。
こんなお坊さんなら、人間関係の悩みも美容・健康の悩みも、いちどに相談でき、気軽に人生相談をしてみようかと思えそうで、敷居の高そうな仏教も身近に感じられそうだ。今後もますます注目してゆきたい方のひとりである。
ちなみに、水無住職の姿勢は次だそう。
「院に来る人は、慰められようと思って来ないで、叱られにいらっしゃい」
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