見た目も味も進化するスウィーツ、変わらないカロリー
今年もまた、甘いココアの香りとともに、バレンタインデーがやってきた。
Image: emilywjones すでに、デパートやショップの売り場では、目を輝かせた女性達が新しいタイプのチョコレートの品定めに余念がないそうだ。
ただ、例年と違うのは、大好きで、大切な友人や友達に、感謝の気持ちを込めて贈る「友チョコ」と、ねぎらいや癒しの目的で、自分に贈る「自分チョコ」が流行っているということだそう。そして、義理チョコは外せないもよう。
チョコレートの話題で持ちきりの昨今、気になるのは、やはりカロリーだ。そこで、健康にもよさそうで、痩せたい人にもお助け役になりそうな「チョコレートダイエット」について、紹介しよう。
まず、いろいろとあるチョコレートの、種類別カロリーランキングを、以下にあげてみる。
上から下へ順に、カロリーの高いものから低いもの
ナッツ入りチョコレート
ホワイトチョコレート
ビターチョコレート(ダークチョコレート)
ミルクチョコレート
生チョコレート
クランキータイプチョコレート
エアインタイプチョコレート
中味(成分)は優秀なおとなチョコ
上にあげたランキングの中でも、今回のダイエットで注目したいのはビターチョコレート(ダークチョコレート)だ。
特に、カカオ70%以上のビターチョコレート(ダークチョコレート)は、血圧を下げ、インスリンの値も改善されたり、フラバノール(ポリフェノール)成分が、血糖値の上昇をおさえたりと、体によい効果のあることが、最近の研究で明らかにされている。
しかし、いくら体によいとはいえ、やはりチョコレート、悪影響もあるのではと、気になるところだろう。でも、大丈夫。食べ方を工夫することで、成分をうまく活かすことが可能なのが、このダイエットだ。簡単なので、やり方を、早速紹介しよう。
<太りにくいタイミング>
毎食前に食べる。
食前に少し、糖分を補給することで、食欲を抑え、同時におやつを食べられたという、気分的な安心感を得られるためだ。そして、もうひとつ、だいじなことは、夕飯を、午後8時までに終えておくということ。
午後10時くらいから、脂肪細胞を作るタンパク質「BMAL1(ビーマルワン)」が出はじめ、午前2時にピークになるため、チョコレートも、昼間と、なるべく早い夕食前なら問題ないそう。
また、チョコレートを食前に、というと、苦手意識を持つ人もいるかもしれないが、カカオ70%にもなると、甘みは薄く、苦味が強いため、実際に食べてみると、思ったほど違和感はないようだ。
<太りにくい量>
1日に50gまで。
ちなみに、明治製菓のブラックチョコレート(ビターチョコレート)のカロリーは、1箱(70g) 401Kcal、1粒 27kcalなので、1日に1箱弱食べる、といったところだろう。1回に、およそ17g、食べることになる。
ただし、チョコレートダイエットをしているからと、これ以外にも、間食を多く食べてしまっては意味がない。
スナック菓子とトレードが最初の一歩
ダイエット中のおやつはチョコレートのみで頑張るのが理想だが、いきなりは無理そうな場合、チップスやスナック菓子など、カロリーの高いおやつをやめてみるところから始め、間食を徐々に減らし、最終的にはチョコレートのみに持って行くのも方法だ。あせらずに慣らしてみよう。
以上、大変簡単で、いつでも、どこでも、誰でも即、はじめていただける方法だ。2011年は、ビターチョコレートで作った、手作りチョコのプレゼントに、ダイエットもあわせ”大人のバレンタイン”に決定!
編集部 松田鞠
tbs.co.jpkaradakarute.jpk2net.co.jp