癌死と肥満の関係
American Cancer Society(ACS:アメリカ癌協会)では、ミネソタ州で、癌で亡くなる人のうち、1/3は、肥満が原因の死亡であると考えているそうだ。
Image: @joefoodieACSでミネソタ地区を担当するアンジー・ロールによれば、癌は脳卒中や心臓病も目ではないほどの勢いで増えており、毎年9,000人が亡くなっているという。また、癌による死亡のうち、1/3は肥満が原因であるため、3,000人は癌を予防できるはずだとも。
現在、ミネソタ州の人口の62%が、太りすぎや、それを超える肥満だという。
アンジーは次のように述べる。
「これに気づいたのは、よい機会なんです。自分たちの健康にもう少し気を配ることで、癌で死ぬリスクを、減らすことができるのですから。」
以下は、彼女が参考にする、癌研究の団体World Cancer Research Fund と American Institute for Cancer Researchの研究結果(2009年)による、分布だ。食生活や肥満が原因となった癌の種類と割合を示している。
子宮―70%
食道―69%
口腔・咽頭・喉頭―63%
胃―47%
結腸直腸―45%
すい臓―39%
乳―38%
肺―36%
前立腺―11%
ヘルシーな生活のための、食習慣と運動
アンジーは、癌のリスクをなくす方法として、毎日、5種類以上の野菜か果物を取り、週に5日、1日30分程度の運動を勧めている。
最後に、彼女は、次のように語った。
「これから、ミネソタでは、肥満や太りすぎから脱出できるよう行動し、癌のリスクを撲滅する方向に、動いてゆくでしょう。私たちには、そうするパワーがあります。」
編集部 松田鞠
kare11(英文)ACS(アメリカ癌(がん)協会)(英文)World Cancer Research Fund(癌研究団体)(英文)American Institute for Cancer(癌研究団体)(英文)