簡単でどこでもできる
座りっぱなしをやめて、ちょこちょこと立ち上がり、休憩をとることで、お腹の脂肪が減り、ウエストサイズが小さくなり、その上心臓にもよい影響があることが、最近の調査で判明したそうだ。
調査では、週に1258回の短い休憩をとった人は、99回の休憩しかしかとらなかった人に比べ、ズボンのサイズが2サイズ小さくなったという。
Image: Tobyotterオーストラリア、クイーンズランド大学で、口臭衛生を学ぶジェネビーブ・ヒーリー氏は、「マイヘルスデイリー」に、次のように語った。
「お腹まわりの太さは、タイプ2の糖尿病や高血圧、心臓血管の病気と関連がありますから、長い座り作業から、ちょっと立ち上がることで、腹部あたりの筋肉を使い、刺激することで、健康状態に影響します。」
この調査結果は、12日に「ヨーロピアンハートジャーナル」に発表される予定。
ヒーリーら調査グループは、20歳以上の、U.S. National Health and Nutrition Examination Survey(健康や栄養調査を担う団体)に参加する4,757人に、歩行時に7日間、腰に加速度計をつけてもらい、加速度計の運動量が少ない時は、座っているときとの判断で、参加者の、日々の運動量や程度を計測した。
座た状態は、1.8時間から21.2時間まで幅があり、平均の休憩(立ち上がり?)時間は4.12分だったそう。
この結果わかったことは、長時間座っていても、休憩を多く取った場合は、休憩を取らない場合より、ウエストサイズが小さく、Cリアクティブプロテイン―炎症が起きているかの指針となるたんぱく質―の値が低かったそう。
また、休憩をとったうちの25%は、休憩を最小限しかとらなかった場合より、ウエストサイズが平均4.1cm細かったとのことだ。
今日から始めるメタボ対策
今回の調査を行う前(1月第3週)、「Journal of the American College of Cardiology」に発表されたある研究では、’4時間以上PCやテレビの前に座りっぱなしだと、病気で入院や、心臓疾患で死亡するリスクを上げる’との結果がでたそうだが、今回の調査結果は、それを上回るような発見だったという。
今回の調査には関わっていないが、インディアナ大学の運動生理学助教授ジャンヌ・D・ジョンストン氏は、次のように述べている。
「今回は、スピートメーターを使い、信頼できる結果がでています。個人で情報を得なくても、これを元に、なぜ、長時間の座りっぱなしがよくないのかを考え、自分で改善を実践することが大切です。」
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Yahooニュース(英文)ヨーロピアンハートジャーナル(英文)National Health and Nutrition Examination Survey(健康や栄養調査を担う団体:英文)