フライドチキン並みのコッテリ感
2010年8月17日放送の日本テレビ系列
「魔女たちの22時」にて、34kgのダイエットに成功した女性が紹介された。
その女性はファーストフードのフライドチキンが好物で,高校3年生の時点で85kgという巨体だったが、「あるもの」をファーストフードのかわりに食べることで減量できたという。
その「あるもの」というのが、夏が旬の魚
「太刀魚(タチウオ)」である。太刀魚は銀色で細長い姿と立っているように泳ぐ様子からこの呼び名がついたといわれている。この太刀魚、同じく細長い魚であるウナギや穴子と同じく
脂質が多めで、フライドチキンにも劣らないほどのコッテリ感が味わえる。
脂質は脂質でもはたらきが違う
しかし揚げ物とは違い、魚の脂質には
EPAが含まれている。肉など動物性の脂質は中性脂肪や悪玉コレステロールとなり、肥満や動脈硬化の原因となるが、EPAは
血中の中性脂肪を低下させ、
血流を改善するはたらきがあるとされている。
また、太刀魚をはじめとする青魚には
DHAも多く存在し、中性脂肪や血中コレステロールの抑制するほか、脳の活性化も役立ってくれる。
太刀魚は口当たりのよい白身の魚ではあるが、青魚特有のクセがあるためうまく調理する必要がある。脂質が多いため塩焼きに適しており、南蛮漬けや煮付けなど濃い味付けでもおいしくいただくことができる。ムニエルにしてレモンを添えれば立派な洋食のおかずにもなる。
調理法はさまざまだが脂質が多いため、食べ過ぎて
カロリーオーバーにならないように注意したい。
日本テレビ「魔女たちの22時」