保護者団体の独自検査で判明
福島第一原発の放射能漏れ事故の影響で、埼玉県三郷市の子供5人の尿から、放射性セシウムが検出されたそうだ。
同市内在住の、3-10歳の15人の子供の尿を、独自検査した市民団体「放射能から子ども達を守ろう みさと」は27日、5人から放射性セシウムが検出されたことを発表した。
同団体は、10月15-20日に、希望する会員の尿を採取し検査をしたところ、5人の男女から、1リットルあたり1.04~0.19ベクレルの同セシウムを確認したとのこと。検査は、国内の検査機関で行ったそう。
放射性物質を減らす効果はあるとわかった
放射性セシウムは、”放射線対策を行なっている”か”6月以降は対策を行なっていなかった”グループの5人中4人から検出しているが、放射性物質に汚染されやすい食品を避けるなどの”対策を行なっていた”10人から検出されたのは1人だったという。
「放射能から子ども達を守ろう みさと」の田中慶大事務局長は
「この検査では健康被害は分からない。だが対策を取れば内部被ばくのリスクを減らせることが分かった」
と説明し、また、同団体は市に対し、食品用の放射線測定器を給食用として導入するよう要請している。
編集部 松田鞠
放射能から子ども達を守ろう みさと三郷市