沖合60キロまでのプランクトンを調査
東京海洋大学の分析で、動物性プランクトンから、1キログラムあたり669ベクレルの、高濃度の放射性セシウムが検出されたことが判明したそうだ。
福島第一原子力発電所から流出した、放射性物質について調べるため、7月、同大学の研究グループは、福島県いわき市沿岸から、沖合までの約60キロについて、調査船で採取したプランクトンを調査した。
Image: Dive Mistress | Tara 今後は食物連鎖の影響調査が必要
動物性プランクトンが、さまざまな魚の餌になっていることから、研究グループは、今後食物連鎖により、スズキなど大型の魚への影響が本格的に始まることを危惧しているそうだ。
研究グループリーダーの石丸隆教授は、次のように述べている。
「この海域では南向きの海流の影響で、原発から高い濃度の汚染水が継続して流れ込んだためにプランクトンの濃度が高くなったとみられる。魚への影響がいつごろまで続くのかさらに詳しく調べる必要がある。」
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NHK NEWS WEB東京海洋大学