需要があるから供給した
’スワスティカ’マーク(ドイツ・ナチスのカギ十字)やその他ナチスのシンボルを、
ケーキにデコレーションし、商品の呼び物として問題となっていた、オーストリア・ウィーン近郊のパン屋のオーナー、マンフレッド・クラシュカ氏が、虐殺注意団体Austria Mauthausen Committee (MKOe)に謝罪をしたそうだ。
Image: malias丸いケーキには、ヒトラーの敬礼の腕や、カギ十字のマーク他、ナチスのシンボル的な装飾がデコレーションされており、この店では8年間、販売していたという。クラシュカ氏は、オーストリアのテレビ局のインタビューに、次のように答えている。
「こんなことになるとは思わず、頼まれるから作っていただけだった。」
クラシュカ氏は、団体のリーダー、ウィリー・メルニー氏へ謝罪をした際、団体の本をもらったのだが、お返しとして、ユダヤ人とキリストでデコレーションしたケーキを贈ったそう。
所変われば大ごとに
日本では、仏教のシンボルとして親しまれているこのマークだが、オーストリアでは、ナチスのシンボルで、これを使用したり、ナチスへの称賛、残虐についての否定・正当化行為などは、法で禁じられている。
ヨーロッパでこのシンボルを取り扱う際には、配慮が必要だ。
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