ヘルシーすぎる自販機（自動販売機）で脱キッズ（子供）のメタボ　オバマ　

オーガニックのお菓子や、新鮮な果物も、自動販売機で買えると聞いたら、ちょっと嬉しくはないだろうか。そして、それが、あの、肥満大国アメリカでブームになっていると知ったら、驚くに違いない。

Image: russelljsmith

アメリカでは今、「ハンガーフリーキッズアクト2010」（* 1）により、国をあげて、健康上昇志向の嵐が吹き荒れ、自動販売機では、ジャンクフード（ハンバーガーやポテトチップスなどの、栄養バランスあまりよくない食べ物）のかわりに、ヘルシーな食べ物を売ろうと、てんやわんやであると、アメリカのテレビ局「MANBC」が伝えている。

(* 1)家計が苦しく、給食すら食べられなかったり（飢餓）、肥満による糖尿など’子供の成人病’に苦しむ子供の、学校給食による、健康改善目的で、オバマ大統領が、新しくたてた法案。給食や自動販売機には、農務省による栄養基準の適用が義務付けられる。

アメリカでは、写真のような、甘いスナック系と、ソーダ類の自動販売機が、学校内にも非常に多くある。

が、この変更により、近い将来、ジムや運動施設、会社や学校の自動販売機のほとんどは、新鮮な果物やグルテンを使っていないお菓子、グラノーラバー（乾燥した穀物をフルーツやはちみつなどで固めた棒状の携帯スナック）と、オーガニックのヨーグルトばかりになるだろうとのことだ。

これは、アメリカにとっては、かなり大規模な変更である。

急成長を続けるオーガニック食品の業界は、今後の変化に、大いに期待しているという。すでに、シカゴの4つの地域の高校では、自動販売機のオーガニック製品は、以前、甘いソーダやジュース、お菓子を売っていたときより、あきらかに売れ行きがよいとのこと。

地域の自動販売機営業担当者ジェフ・カーは、次のように語っている。

コカコーラとペプシの自動販売機も、今までの商品のほかに、低カロリーの飲み物や、サイズの小さいドリンク類の販売に変更したという。

2月発行予定のNACSマガジン誌には、コンビニエンスストアの変更状況などの情報が掲載されるようで、この新案による健康化は、当面、右肩上がりで勢いを増して行きそうだ。

子供の肥満について、現状は「アメリカのティーンエイジャー、5人に1人が不健康コレステロール」でお伝えした通り、かんばしくない。だからこそ、この機会に、子供たちに、希望を持たせてあげられる結果を是非、出してほしいと切に願う。

Image: jugglerpm


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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　編集部　松田鞠　



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