味の素株式会社がケロッグ社と業務提携
味の素株式会社は12日、健康食品事業の研究開発で、米食品大手のケロッグ社と業務提携しました。
国際的な肥満防止に意欲
国際的に肥満防止につながる健康食品へのニーズが高まっている中、共同で研究開発を推進し、2、3年以内をめどに海外での販売を強化するそうです。
秘訣はカプシエイトとモナチン
味の素によると、まずはダイエットに取り組む人に向けた製品の開発に焦点を当て、その中でも「カプシエイト」と「モナチン」に注目しているそうです。
カプシエイトとは味の素独自の健康機能素材で、トウガラシの辛み成分「カプサイシン」に類似した構造を備えているそう。
トウガラシとは異なり、辛みがほとんどないため体への刺激が少ないことや、酵素を使って安定的にカプシエイトを生産できる技術を強みにしているそうです。
モナチンは、南アフリカの一部地域に自生する植物の根から採れる天然の甘味料です。
なんと砂糖の約2000倍の甘さを持ち、カロリーコントロールをしながら甘いものを食べる喜びを提供してくれるそう。
シリアル製品の開発を視野
今回の提携にあたり、米ケロッグ社が得意とするシリアル製品の開発を視野に入れているそうです。
発汗作用のある、甘いシリアルを毎日食べてダイエット・・・そんな朝食がスタンダードになりそうな予感ですね。
美味しいダイエット食品が開発されるのは嬉しいものです。
味の素株式会社ケロッグ株式会社