体重を落とせば痩せる、訳ではない
痩せるときは必ずバストから落ちる、という人がいるが実際はどうなのだろうか。
脂肪が付きやすい部位や体質には個人差があるので、痩せやすい部位ももちろん人によって異なるとダイエット外来をもつ「渋谷DSクリニック」の林博之院長は指摘する。
胸に関して言えば、乳腺の量が多い人は痩せても胸のボリュームを維持しやすいとのことだ。残念ながら痩せてみなければ分からない。胸の脂肪量割合の多い人は、ダイエットにより脂肪が落ちると胸から痩せるということが起きる。
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部分痩せをするのは難しい
林院長によると、脂肪を落としたい部分だけ痩せると言うことは、難易度が高いという。
痩せたい部分に働きかけるのはもちろん、食事療法や全身の脂肪を落とす運動を併用しなければならない。痩せたい部分の脂肪に働きかけるには、脂肪の分解促進と運動が必要になる。
脂肪を落とすには、脂肪が分解されて生じた脂肪酸を筋肉で炭酸ガスと水にまで分解しなければ、再び中性脂肪に合成されてしまうのだという。そのため、筋肉運動が必要となる。運動が苦手な人はEMSといった電気的筋肉刺激を利用するのもひとつの手段だ。
それでも、内臓脂肪の方が皮下脂肪より落ちやすい、お腹周りの方が太ももより落としやすいといった傾向はあるので体重の増減に一喜一憂するのではなく、確実に脂肪を燃焼させることを目標にしよう。

zakzak 痩せるときは胸から? 「キレイに痩せる」のは大変で…
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