バナナで痩せる、のではない
一時、朝バナナダイエットが爆発的なヒットを記録し、いつ売り場を見てもバナナがない時期があった。しかし、ブームは長くは続かない。
冷静に考えてみよう。バナナは栄養抜群でカロリーも高い。バナナそのものが痩せさせる成分を含んでいるわけでもない。
朝バナナダイエットがダイエッターに投げかけるメッセージは、「現代人は食べ過ぎている」ということと「朝食抜きはかえって太る」というものだ。どういうことなのか。挫折した人も多かったダイエットだが、何を理解しておくべきだったかが女性の美学に掲載された。
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朝から胃腸は一休み
人間は自然と味の濃い物を好むようになっている。味の濃いカロリーの高い物を食べ続けていると、胃腸は常にフル活動だ。朝バナナダイエットでは少し胃腸を休めてあげるという効果がある。プチ断食と同じだ。
朝食は大切だが、朝から味の濃い物を大量に食べることは胃腸への負担を考えるとお勧めできない。バナナを食べて一日の摂取カロリーを抑えるという考え方ではなく、朝からプチ断食をしているということになるのだ。
朝食を抜くとどうなるか
朝食を抜くと太るというが、どういうことなのか。食べないと基礎代謝が下がる。すると体が生命の危機を感じて排出すべきものまで体へ溜め込もうとする。
水分もあまり摂取しない人はかえって体が溜め込むようになる。水分は下半身に溜まりやすいので、むくみが気になる人は積極的に水分を摂るようにしたい。
朝バナナダイエットではバナナと水を摂取する。これにより、体に負担がないよう少しだけエネルギーを体に取り入れ、むくみや冷え性を改善する。胃腸に負担をかけないようにさえすれば、バナナでなくとも他のフルーツでも代用可能なのだ。
バナナだけで「ガマン」していると考えるから、お腹が減って昼や夜にドカ食いしてしまい失敗に終わってしまうのだ。プチ断食だと考えれば頭も納得してくれる。新たな気持ちで朝バナナダイエットに今一度挑戦してみてはいかがだろうか。

女性の美学 最近痩せた?と言われてしまう「朝バナナダイエット」がめちゃスゴイ理由
http://josei-bigaku.jp/health/bananayaseru63954/