海藻は身体によい食材
マイクロダイエットの情報サイトで褐藻類に含まれる「フコキサンチン」が肥満や糖尿病、抗酸化効果や抗炎症効果があるとして注目されていると紹介された。
フコキサンチンは昆布やわかめなどの褐色の海藻に含まれているカロテノイドと呼ばれる色素成分で、体脂肪の燃焼に効果があることが確認されている。
ただし、海藻に含まれているカロテノイドは非常に微量だ。海藻を食べれば痩せるというように短絡的にはいかず、それよりも海藻にはミネラルや食物繊維が豊富に含まれていることやカロリーが低いことにより、ダイエット効果が期待できる。
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体脂肪へアプローチ!
人間の体には「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2種類がある。体脂肪と呼ばれるのは「白色脂肪細胞」だ。これに対し、「褐色脂肪細胞」は体内のエネルギーを熱に変え体温を保つ働きを持つ。
体内にはUCP1(脱共役タンパク)というエネルギーを熱に変えるタンパク質が存在するが、フコキサンチンは本来UCP1が存在しない「白色脂肪細胞」にUCP1を出現させる作用が確認された。これにより、体脂肪や体重の減少が臨床実験により明らかになった。
フコキサンチンをカプセルにしたサプリメントなどもあるようだが、自然由来の成分はできるだけそのままの状態で摂取する方が良い。海藻を食べて痩せるというのは難しそうだが、海藻そのものがダイエットにとって有効な食品なので、毎日の食事に取り入れたい。

マイクロダイエット 今注目の海藻由来の成分「フコキサンチン」とは
http://microdiet.net/diet/000314.html