運動後に体脂肪が増えることも!
ダイエットの基準として毎日体脂肪率を測定している人もいるかもしれない。体重と同様ハッキリ数字として表れる指標だが、あくまで目安でしかないことを覚えておいた方が良さそうだ。
一般的な体脂肪計は、身体に微弱な電気を送ってその跳ね返りをみる、インピーダンス方式を採用している。体内の水の部分と脂質の部分を割合で体脂肪率を計算しており、水分量によってその値は変化する。
そのため、運動やサウナによって体から水分が失われた場合に、体脂肪率を計ると高い値が出る場合がある。脂肪分そのものを測定しているわけではないのだ。
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体脂肪に影響するのはどんなこと
体脂肪率というのは体重とも大きな関わりがある。体重50キロの人に10キロの脂肪が付いていたら体脂肪率は20%だが、体重55キロの人に10キロの脂肪が付いていたら18%だ。体重が変われば体脂肪量が変化していなくても体脂肪率は変化してしまう。
食事をして水分を摂った後には体脂肪率は下がったように見える。数字が変動していても、体内の脂肪には変化がない可能性の方が多い。数字の増減に一喜一憂してもあまり意味のないことのようだ。
体脂肪率は同じ服装で、同じ条件で計らないと意味がない。数字にばかりとらわれないで脂肪が確実に燃焼する運動に精を出そう。

日刊SPA! 体脂肪率の増減に騙されるな!
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