不飽和脂肪酸は体に良い、けど
ダイエッターは特に動物脂肪を避けている傾向があるのではないだろうか。そして、植物性脂肪なら体に良いらしいからどんどん摂っても大丈夫と思い込んではいないだろうか。
確かに、植物性脂肪は不飽和脂肪酸を含んでおり、血液をサラサラにしてくれるので動脈硬化を抑えたり、皮膚炎の発症を推されてくれるというメリットはある。
しかし、不飽和脂肪酸の過剰摂取はアレルギー疾患や乳がん、前立腺がんの発生につながる危険性があるという。
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酸化物質は体にとって敵
不飽和脂肪酸は酸化して劣化しやすいという性質を持つ。過酸化脂質は血液に乗って全身へ運ばれ、体の組織や器官の細胞膜を破壊する。傷ついた細胞はがん化しやすく、そのため乳がんや前立腺ガンのリスクが増すと言われている。
また、過酸化脂質とタンパク質が結合すると、しみの原因となる老化物質ができる。この体のサビともいえるリポフスチンという老化色素は、恐ろしいことに脳や肝臓にまで至る。
しかし、食事から摂取した不飽和脂肪酸のほとんどは腸で分解されるのでよほど過剰摂取しているというのでなければ、あまり神経質になる必要はないそうだ。
バランスよく摂取するのが一番
脂肪酸は生体膜を構成しており、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の両方の性質を利用している。極端にどちらかに偏って摂取するのはオススメできない。
最近は不飽和脂肪酸でもオリーブ油・ゴマ油・コーン油など、酸化しにくい「一価不飽和脂肪酸」に人気が集まっている。この「一価不飽和脂肪酸」は牛肉や豚肉にも含まれているそうだ。
単にカロリーが高いからといってむやみに油を避けるのではなく、体に良い油を知って適度にバランスよく摂取するのが一番だ。

女性の美学 「植物性脂肪なら大丈夫」は大きな間違い!サビない身体には動物性も必要
http://josei-bigaku.jp/health/sabinaikarada8815/