おやつからアルコールまで測れる!
おやつの量は手のひらに乗る量が目安、というのを聞いたことがある人は多いだろう。
この「手ばかりダイエット」は、おやつの量のみならず、おかずの適正量やアルコール飲料の量まで特別な器具を用いることなく測って摂取できる方法だ。
手のひらに食べ物をのせて実感してみよう。意外に少ないと思うのではないだろうか。今の時代、多くの人は、食べ過ぎているのだ。糖尿病専門医・福田正博氏も簡単にできる方法だとして、推奨している。
※イメージ
野菜不足で肉は摂り過ぎ?
各食品の具体的な1日当たりの摂取目安量は以下のようになっている。まずは気になる「おやつ」から。
1.スナック菓子は、片方の手のひらに載る分量。
2.まんじゅうなどの和菓子は、片方の手の親指と人さし指をくっつけて、その輪の中に入る量。
3.ケーキなどの洋菓子は、片方の手のひらに軽く載る分量。
果物・野菜は思っているより多いのではないか。
4.果物は、両手の人さし指同士、親指同士をくっつけて輪を作り、その輪の中に入る分量
5.生野菜は、1食につき約120グラム。両手のひらに一杯分が乗る量。
6.加熱した野菜は、1食につき約120グラム。片手のひらに一杯分が乗る量。
7.野菜を種類別に考えた場合、緑黄色野菜(キャベツ、レタス、小松菜、ホウレンソウ、にんじんなど)は、両手のひらに一杯分が乗る量。
8.緑黄色野菜以外の野菜(玉ねぎ、きゅうり、なすなど)は、両方の手のひら2人分(片手のひら4つ分)の量。
タンパク質は以下のようになっている。
9.魚は1日につき、切り身1切れ。片手のひらに乗る量。
10.肉は、1日につき、分厚さは2~3センチメートルで、片方の手のひらに載る量。スライスした肉なら、60グラム程度。
11.大豆製品は、片方の手のひらに載る量。とうふなら1丁、納豆なら1パックまで。
アルコール類も測れるのは、画期的だ。
12.ビールの1日の適量は、片方の親指と人さし指を開いて伸ばした量。
日本酒、ワインは、人さし指を伸ばした量。
ブランデー・ウイスキーは、親指の幅(1センチ~1.5センチ)の量。
市販の和菓子や洋菓子では、明らかにサイズオーバーだ。生野菜・緑黄色野菜・淡色野菜それぞれを毎日規定量摂取するのは難しいでの、1週間単位でまんべなく摂取できるよう考えてみよう。
思ったよりも必要量が少ないのは、肉だ。焼き肉屋に行こうものならあっという間に片手量など突破してしまう。某バーガーチェーンの4分の1ポンドバーガーなど、1つで既に容量オーバーだ。
「手ばかり」の基準に合わせると、いかに食べ過ぎの状態が当たり前であったか、野菜が足りていないかを実感させられる。せめておやつの基準だけでも覚えて、食べ過ぎを防ぎたい。

マイナビニュース 専門医の教え。食べる適量が一目で分かる『手ばかりダイエット』
http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/07/