体の反応を知ってうまく使う
ダイエットを始めると順調に体重が経る時期を過ぎると「停滞期」となって体重の減りが鈍くなり、それを過ぎるとまた体重が減っていく時期に入る。
ダイエットにおいて一番失敗しやすい時期がこの「停滞期」だ。体重が減らないことがストレスになり、ダイエットなど無駄だと諦めてリバウンドしてしまう。
基礎代謝よりも摂取カロリーを抑えた状態でも体重が減らないのはなぜか。体の中では飢餓状態になると基礎代謝を抑えて飢餓から逃れようとする防御反応(ホメオスタシス効果)が起きている。
体の生きていく上で大切な反応を知り、リバウンドを起こさないダイエットを心がけよう。
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代謝を落とすことは、リバウンド幅を広げること
停滞期にはホメオスタシス効果が発揮されている。停滞期に入ったらダイエットのペースを少し落として体に「このカロリーなら餓死しない」と判断させることが必要だ。体が危機状態でないことを感知したら、ホメオスタシス効果は薄れていく。
ホメオスタシス効果が薄れると、減量期に再突入することができる。停滞期で代謝が落ちているところでダイエットを諦めて以前と同じように食べたり、こともあろうかドカ食いなんてしようものなら激しくリバウンドしてしまう。
ライフハッカーにまとめられていた停滞期を乗り越えてダイエットを成功させるための4つの心得は以下のようになっている。
1、摂取カロリーは減らさなければならないが、身体を構成するタンパク質などはしっかりとる。断食は絶対にしない。特に激しい運動をした後は筋肉の修復にタンパク質が必須になるため、かならず摂取する。
2、停滞期に入ったら、少しだけ摂取カロリーを多めにして、ホメオスタシス効果が早く消えるようにする。決してここで諦めない。
3、目標体重に達しても、急激に摂取カロリーを増やさない。徐々に元の基礎代謝に合わせた食事に変えていく。
4、お酒の「休肝日」があるように、ダイエットも土日はゆるめるなど、心の休息日を設ける。またこの休息日にできるだけ、アミノ酸やビタミンなどを豊富に摂る。
体に備わっている機能を無視してダイエットをするのは危険だ。今自分の体がどのような状態にあるのかを知ることがダイエット成功への近道だ。

LifeHacker ホメオスタシス効果を知って停滞期突破!ダイエット成功の4つの秘訣
http://www.lifehacker.jp/2012/07/120708dietmethod.html