肥満治療には「覚悟」が必要
医学的観点から「肥満」を治療する上でのエッセンスが女性のためのwebマガジン「Menjoy」のダイエット特集に掲載された。
肥満とは体脂肪が過剰に蓄積した状態であり、放置すれば死につながるケースもある。それだけに治療には本気にならざるを得ない。
普段のダイエットでは「命」を懸けるまでの必死さはないのだが、学ぶべき点はあるだろう。
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減らすのは「内臓脂肪」
肥満治療をする際にターゲットとなる脂肪は「内臓脂肪」である。内臓脂肪は溜まりやすいが消費しやすいという性質があるそうだ。
具体的に内臓脂肪を消費するためには、「食事療法」が一番効果的である。当然のことなのだが、痩せるためには摂取エネルギーより消費エネルギーを多くする必要がある。
エネルギーを消費するために運動が必要なのは言うまでもないが、食べた分を運動換算すると、とてつもない運動量になる。例えばチーズケーキ1個ならウォーキング2時間と言った具合だ。これでは効率が悪い。
ダイエットの肝は「引き算」
肥満症の治療に取り組む東京逓信病院の宮崎滋医師によれば、治療には「引き算式」を提案している。
先ほどの例を取れば、チーズケーキを1個我慢したことで2時間分のウォーキングと同様に効果があったと考えるようにするとのことだ。
1キロ痩せたければ7,200キロカロリー分の摂取をしないようにすればよい。医療の現場では、この引き算方式と食事・運動療法が組み合わされて治療が行われている。
自分の命と変えられるほど必死になっれる目標であれば、引き算が蓄積されるほど面白くなっていくに違いない。ダイエットに取り組む覚悟と考え方は重要だ。
Menjoy
ダイエット論争に終止符!? 医学的に肥満を解消する方法
http://www.men-joy.jp/archives/52613