未婚率は予測通りに下がるか
今の時世、イケメンで高収入でも、結婚相手の女性を見つけるのは至難の業だそうだ。
婚活コンサルタントの大橋清朗氏は、現在の状況を次のうように分析する。
「2010年の厚生調査のデータは実にシビアなものでした。上昇傾向にあった男性の未婚率が深刻化しています」
2005年の調査で、35~39歳の未婚率が30.9%だったものが、5年後の40~44歳では27.9%と、35歳以上の実に3%しか結婚まで辿りつけていないことがわかったそう。ここからさらに5年後を考えると、たったの1%にすら届かない場合もあるようだ。
結婚に何を求めるかを見極めることが大切
「なぜか[結婚できない男]の意外な欠点」と題された、
週刊SPA!(今月19日発売号)では、好条件にもかかわらず結婚に到達できない独身男性の状況をレポートしている。婚活に苦労する男性諸君に希望はあるのか。前出の大橋氏は、次のようにかなり厳しい意見を述べている。
「『ありのままの自分を受け入れてくれる人と一緒になりたい』なんていうことをいつまでも言う方がいますが、そんな幻想は早く捨て去るべきです。女性と話す機会もない『ありのままの自分』は『ダメな自分』だと自覚すべきです。まずは現状を受け入れ、そのうえで建設的な努力が必要です。」
ここ大橋氏の言う”努力”とは以下の通りだ。
・瞬殺されない見た目づくり
・やわらかな表情で印象は劇的に改善する
・相手に興味があると全身で伝える
なぜ結婚したいのか、本当に結婚したいと思っているかをもう一度問い直し、それでも絶対にしたいなら、一刻も早く準備に取りかかることが必要なようだ。
結婚に向けて、自分の状況に合わせた具体的な方法を、大橋氏は次のように示している。
「本人のスペック、つまり年収によって婚活の方法論は変わってきます。一定以上の収入があればお見合いや結婚相談所での紹介、婚活パーティーでチャンスは増えますが、裏を返せば年収は平均以下という方はノーチャンスになります。そんなところに無駄な時間やお金を注ぐなら、趣味などのコミュニティに飛び込むほうが現実的でしょう。」
どうやら、状況はかなり厳しいようだ。体型に自身のない独男諸君なら、シェイプアップやダイエットで、外見を整えるのもいいかもしれない。検討を祈る。
編集部 松田鞠
週刊SPA!