美味しくて栄養満点の食事を誰にでも
米ロック歌手ジョン・ボン・ジョヴィさんと妻のドロシーさんが、19日、ニュージャージー州レッドバンクに、一風変わったレストランをオープンさせたそうだ。
『The JBJ Soul Kitchen』をオープンさせた目的は、これまでのような、貧困層や低所得者向けの味気ないものでなく、美味しくて栄養の摂れるものをということだそう。
このレストランは、ジョンさんと妻のドロシーさんの「JBJ Soul基金」設立によって開設されており、メニューには、料金の記載がない。客は、各テーブルに用意された封筒に、20ドル以上を置いて行くか、無理な場合でも、店の草刈りやキッチン、店内の手伝いなどのボランティアをすることで、支払い替わりとみなすという。
『The JBJ Soul Kitchen』では、料理人が2人と店内スタッフ1人を雇っているが、それ以外は、多数のボランティアでまかなっているそうだ。また、オーガニックフーズ会社「ホールフーズマーケット」が、生鮮食品や、レストラン倉庫のスペースの援助を行うそう。
地元のコミュニティでの活動に尽力
ジョンさんは
「6家族に1家族は貧困家庭で、5人に1人が食事に困っている、こんな時代のためのレストランにしたかった。コミュニティの中で運営されるコミュニティなのです。」
と説明する。
レッドバンクには、ユージン・チェスロック博士が設立した、健康保険のない人々に保険を提供する「パーカーファミリーヘルスセンター」がある。ジョンさんと妻のドロシーさんは、同センターを長年支えてきた。
博士は
「このレストランで食事を摂ることで、タンパク質、穀物や麺類などの複合炭水化物や不飽和脂肪酸などの問題解消にも一役買う事になるでしょう。ものごとを変える影響力の強い人というのはいるものです。ジョンたちは、そういう人たちです。」
と語る。
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SOUL KITCHEN公式サイト(英文)APP.com(英文)