駅には「肥満優先席」まで・・・
2014年FIFAワールドカップが開催され、全世界から注目が集まっているブラジル。ブラジルといえば、リオのカーニバルが有名です。スタイルのいい女性が露出度の高い衣装で踊っているイメージが強く、肥満とは無縁と思われる方が多いのではないでしょうか。しかし近年では、ブラジルでも肥満人口が増えて問題となってきているようです。
肥満率で見ると、肥満大国アメリカが約30%、長寿世界一の日本は約3%、ブラジルは約17%で国民の半数以上が標準体重を上回っているそうです。メキシコやブラジル、中国などの途上国は、特に肥満率の上昇が顕著に表れています。このような肥満が増加している理由にはどのような背景があるのでしょうか。
(画像はプレスリリースより)
ブラジルの豆料理「フェイジョン」
主な原因は、乗り物が普及したり労働環境が変化したりして、体を動かすことが減ったこと。また、ジャンクフードの普及や、肉類・魚・卵などが安価で手に入るようになったこともあげられます。その上、健康に対する知識があまり高くないのも肥満問題を助長させている原因のようです。
ブラジルには、日本で例えるならご飯とみそ汁のような「Arroz e Feijao」(アホス・エ・フェイジョン)という豆料理があります。白・黒インゲン豆、うずら豆、カリオカ豆などが使われ、栄養価が高くヘルシーな食べ物です。このようなソールフードを引き継いでいくことも大切なのではないでしょうか。
日本でもジャンクフードなどが普段の食事として広く普及し、浸透しています。しかし、毎日の食事で体が作られ、維持されているということを忘れてはいけません。適度に体を動かして、必要な栄養素を摂取することが大切です。

【microdiet.net】調査レポート「ワールドカップ開催国のブラジルでも肥満問題が悪化」
http://microdiet.net/abroad/000425.html「ワールドカップ開催国のブラジルでも肥満問題が悪化」に関するプレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/