活動量計が大ヒット
健康・ダイエット志向を背景に、家電量販店では「活動量計」売り場が作られるほどのブームとなっている。
活動量計は従来の「万歩計」から大きく進化し、胸ポケットに入れるなど持ち歩くだけでデスクワークや寝ているときも含めた総消費カロリーを計測してくれる。内蔵されている3D加速度センサーが歩行以外の体の動きを感知し、身体活動の種類や強度を判断して身体データと掛け合わせたデータをはじき出す。
健康計測機器メーカータニタが発売して以来、活動量計は大ヒットを記録し、「カロリズム」はシリーズ累計販売台数は36万台を突破した。
ダイエットは我慢ばかりではつまらない
消費カロリーというのは、同じ運動をしたとしても個人で異なってくる。一般的な運動1時間で何キロカロリー消費、というのはあくまで目安でしかない。
この点、パーソナルに判定して消費カロリーを計測してくれる活動量計は真の運動量を知るのに適している。これまでのダイエットはカロリーをカットするだけの引き算式であったが、活動量計は摂取した分だけ動けば良いという足し算式を可能にした。
江戸時代にはその原型が作られていたという万歩計は、大きく進化しSNSで志を同じくする人をつなげたり、スコアを競ってゲーム感覚で楽しめる仕組みも内蔵されている。計測の域を超えたサービスの提供により、市場はさらに広がるだろう。

タニタの活動量計カロリズム
http://www.tanita.co.jp/products/calorism/ダイヤモンドON-LINE 足し算ダイエットやスコア競争で健康に!今なぜ「活動量計」が密かなブームなのか
http://diamond.jp/articles/-/22427